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スマッシュクイーン

YONEX OPEN JAPAN 2015のスマッシュクイーンをご紹介します。

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NEWS

男子シングルス決勝

王座奪還で9年ぶりのV、リン・ダンが最高のパフォーマンスを見せて新たな伝説へ。

リン・ダン(中国) 21-18 16-21 21-19 ヴィクター・アクセルセン(デンマーク)

ブランクからの復活を遂げ、今大会予選から熱戦を勝ち上がってきた絶対王者リン・ダンがデンマークの21歳の若き雄、世界ランキング6位のヴィクター・アクセルセンとの決勝戦に臨んだ。

第1ゲーム、立ち上がりはヴィクター・アクセルセンがペースを掴む。長身から繰り出す強力なスマッシュはもちろん、クロスネットを有効に使って得点を重ね、8-3とリードを奪う。一方のリン・ダンはここで鋭いクロスカットを沈めて反撃ののろしを上げると、コートを大きく使ったラリーで盛り返していく。13-13で追いついてからは互いに点を取り合うが、勝負どころを逃さなかったリン・ダンが最後はプッシュを決めて21-19で先取した。

第2ゲームは序盤から競った展開となった。リン・ダンは引き続きラリー展開に持ち込もうとし、対するヴィクター・アクセルセンは徹底したスマッシュ&ネットで点を取りにいく。ヴィクター・アクセルセンは10-10の場面でネット前の勝負を制すると、そのあとはパワーショットを次々に沈めて主導権を握り、徐々に突き放していく。結局このゲームはアタックで押し切る形でヴィクター・アクセルセンが21-16として奪い返した。

勝者を決めるファイナルゲーム、ヴィクター・アクセルセンは第2ゲームよりもさらにギアを上げてリン・ダンに襲い掛かり、11-3として優位に立ってインターバルを迎える。「この前半は試合をしている感覚ではなかった。ここからは1本1本しっかり取り返していくしかないと思って全力で臨んだ。」というリン・ダン、ついに後半巻き返しを見せる。スピードを上げてアタック主体のラリーを展開し、次々と鋭い球が相手コートに突き刺してあっという間に10-12まで接近。しかしここで思わぬアクシデント。次のロングサービスを打った瞬間、「フォルト」の判定が。まさかのフォルトにリン・ダンは本気で悔しがった。だがここで集中を切らさないのが王者たる所以か、プレーが始まると冷静な球回しで、4連続ポイントを奪って14-13と逆転に成功する。ゲームも終盤、ここからは死力を尽くしたプレーの連続となる。お互いそれまでは決まっていたようなスーパーショットもギリギリのタイミングでリターンされる超ハイレベルなラリーが続き、プレーの1つ1つに観客からは大きな歓声があがる。この戦い、最後に勝利を引き寄せたのはやはりリン・ダン、相手を崩して追い込んだ体勢でハイバックを打たせ、上がってきた球を強力なクロススマッシュで沈めてチャンピオンシップポイントを握る。最後も正確なコントロールのショットで一本を奪い、実に9年ぶり、3度目のヨネックスオープンジャパン優勝を達成した。

試合後の優勝記者会見でリン・ダンは「9年前の優勝以来この会見をしていなかったので、また優勝してこの場にいられることがとてもうれしい。今大会はずっと苦しい試合をしてきたけれど、この決勝戦の最終局面では自分のベストプレーが出せた。そしてスーパーシリーズで優勝できたこと、ヨネックスの大会で優勝できたことの二重の喜びを感じている。」とその感情を語った。また、注目される今後の照準については「これから来年の7月までオリンピックレースとなるが、一試合一試合大事に戦って勝ち残り、リオオリンピックに向けていきたい。」と力強く前を向いて話した。


女子シングルス決勝

勝利の女神は奥原に微笑んだ

奥原 希望(日本ユニシス) 21-18 21-12 山口 茜(勝山高校3年)

日本勢同士の決勝戦は山口が優勝した2013年に次いで2度目。山口が18歳、奥原が20歳で共に世界ジュニアで優勝を飾るなど切磋琢磨してきた"新旧スーパー高校生"対決となった。

3年ぶりにこの大会に戻ってきた奥原は、'11に全日本総合選手権を16歳8か月の史上最年少で制したがその後足の故障で苦しんできた。ここで巡ってきた、いや引き寄せたスーパーシリーズ優勝に賭ける思いは、「同世代の誰にも負けたくない。」という言葉からも山口をはるかに凌ぐ強いものがある。

第1ゲーム、静まり返った会場に響くシャトルの打音は時には高く、ある時は低く勝利者を探す。お互いに持ち味を全て発揮して進むラリーは、奥原が粘りのレシーブからクロスカットやストレートスマッシュを決めれば、山口はドロップを交えて前後に揺さぶり空いたスペースに押し込み対抗する。しかし奥原が15-14とリードした場面で山口は攻め急ぎスマッシュをアウトにしてしまい同点に出来ない。「スピードが出ず、長いラリーで自分のペースに出来ずショットの精度が悪かった。」と山口が振り返るように、奥原はショットのキレでも上回り山口の足音が近づけば引き離す。奥原は20-18とゲームポイントを握ると、最後のクロスカットはノータッチの鋭いショットだった。

第2ゲームも奥原のリズムは崩れない上に安定感も加わり山口を突き放す。圧巻だったのは5-6のビハインドから連続7ポイントを奪い12-6とあっさり逆転した場面。奥原の巧みな配球に山口のきわどいショットがことごとくアウトになってしまう。奥原はシャトルの下に入るスピードやネット前に詰める素早さ、それにサーブもバックラインぎりぎりまで運ぶ正確さで完璧な戦いを展開する。「ここで負けられない気持ちは自分では強いと思う。それはプライド、負けん気、粘り、練習、頑張る気持ち。」と話す奥原が山口を圧倒し21-12でこの大会初優勝を飾った。

奥原は「世界で自分のプレーが通用することが確認できた。今後の課題として一つ一つの大会で自分のプレーを出し切っていき、問題を克服していきたい。オリンピックは今後のスーパーシリーズで勝ち続けることで見えてくるものだと思う。」とさらなる飛躍に向けて決意を力強く語った。


男子ダブルス決勝

確かな実力、現在なお成長、韓国ペアが連覇で更なる高みへ

イ・ヨンデ/ユー・ヨンソン(韓国) 21-19 29-27 フ・ハイファン/ツァン・ナン(中国)

今年の男子ダブルス決勝戦はディフェンディングチャンピオンであるイ・ヨンデ/ユー・ヨンソンと、中国のエースダブルス、フ・ハイファン/ツァン・ナンによる文句なしの頂上対決となった。

第1ゲーム、まず持ち味を見せたのは韓国ペア。イ・ヨンデがネット前で強力なドライブを抑え込んでトップアンドバックの形を作ると、ユー・ヨンソンが高い跳躍から強力なスマッシュを打ち込み、12-6とリードを奪う。対して中国ペアもフ・ハイファンの左腕から繰り出す決定力の高いスマッシュを武器に追い上げ、11-13と2点差まで詰める。その後は共に激しい強打の打ち合いで我慢比べを続け、互角の内容で進んでいく。それでも攻撃の中に巧みな配球を見せて振り切った韓国ペアが21-19としてこのゲームを奪う。

第2ゲームに入ると、1本1本のラリーの中で攻守が次々に入れ替わるハイレベルなラリーが多く展開される。中国ペアは打ってはフ・ハイファンを中心にスマッシュを連打し、守りの際にはイ・ヨンデをコート後方に押し込んで、韓国ペアに本来の形を作らせないようラリーを展開し、11-8とリードで折り返す。それでも韓国ペアはイ・ヨンデが根気強くスマッシュを打ち込み、ここぞという1本をユー・ヨンソンが沈める真っ向勝負で反撃し、勝負は終盤戦へ。互いに譲らぬ攻防が続き延長ゲームとなり、1本1本の緊張感が増していく。韓国ペア6度目のマッチポイントとなった28-27の場面、それまで粘りのリターンを続けていたツァン・ナンであったが、ここでドライブリターンを引っかけてしまいジ・エンド。29-27としたイ・ヨンデ/ユー・ヨンソンが連覇を達成し、大きくガッツポーズ。そしてすぐさまコーチに駆け寄り、熱い抱擁で喜びを噛みしめた。

見事大会2連覇を成し遂げたイ・ヨンデ/ユー・ヨンソンは「大好きな日本での、格別な思いがあるヨネックスオープンジャパンで連覇ができたことがとても嬉しい。2人で一生懸命練習してきた結果が今日出せてよかった。」と語り、「それでもこの大きな喜びに浸るのは今日まで。明日からは次の韓国オープンに向けていい準備をしたい。」と次節、自国で開催されるトーナメントへの強い気持ちを話した。


女子ダブルス決勝

技術に加えフィジカルの強い中国が王国の意地を見せた

ツァオ・ユンレイ/ツォン・チャンシン(中国) 21-12 21-16 クリスティナ・ぺダセン/カミラ・リター・ユール(デンマーク)

中国は世界ランキング10位以内に4ペアが入るダブルス王国。中国は今ペアを組みかえてベストなものを模索しながら試合に臨んでおり、ツァオ・ユンレイ/ツォン・チャンシンは個別でみるとツァオ・ユンレイはロンドン五輪金メダル、世界選手権では'14'15と連覇している。またツォン・チャンシンは'11のこの大会に初出場で初優勝を飾っている。一方ヨーロッパを代表するクリスティナ・ぺダセン/カミラ・リター・ユールは世界ランキング3位で長身から繰り出されるショットで相手をねじ伏せる。クリスティナ・ぺダセン/カミラ・リター・ユールは今年の世界選手権決勝でツァオ・ユンレイの中国ペアに敗れているだけに雪辱戦となった。

第1ゲーム、デンマークペアは勝ちたい気持ちが強すぎるのかやや硬さが見られ、カミラ・リター・ユールのサウスポーから繰り出される強烈なドライブが目立つ程度で、相手の体勢を崩して強打を沈めることができない。これに対して中国ペアはツァオ・ユンレイが圧力をかけて前に出ればツォン・チャンシンが後衛からスマッシュやカットを沈めて相手を寄せ付けない。結局21-12と簡単に奪う。

第2ゲームに入るとデンマークペアにようやくエンジンがかかる。長いラリー戦を我慢して持ち味の強打で相手の鉄壁なレシーブを崩してポイントを積み重ねていき、相手ミスにも乗じて16-12とリードする。しかし、「若い攻撃力にあるパートナーと組めて楽しくプレーした。」というツァオ・ユンレイが巧みなラケットワークと前衛での強打で瞬く間に点差を詰めていく。「精神的につらかったが気持ちを切り替えて戦った。」中国ペアが、終盤連続9ポイントを奪い21-16で圧勝した。

ペアをリードしたツァオ・ユンレイは「今日の試合は苦しい展開になると分かっていたので逆に楽な気持ちだった。先輩の自分としては若い選手に技術や精神面の強化を伝達し育成するのが大事な仕事だと思っている。来年のリオ五輪はおそらく最後となると思うので全力で取りに行きたい。」と決意を語った。


混合ダブルス決勝

初優勝に歓喜、確かな手ごたえと今後につながる自信

ヨアキム・フィッシャー・ニールセン/クリスティーナ・ぺダセン(デンマーク) 21-17 18-21 21-23 ツァン・ナン/ツァオ・ユンレイ(中国)

混合ダブルス決勝は世界ランキング5位で初優勝を狙うヨアキム・フィッシャー・ニールセン/クリスティーナ・ペダセンと2連覇中の世界ランキング1位、世界選手権優勝のツァン・ナン/ツァオ・ユンレイが顔を合わせた。過去の対戦成績は9勝8敗でデンマークペアが勝ち越している。 5,110人の観客が見守る厳かな雰囲気の中、試合が幕を開ける。序盤はお互いに点を取り合い、9-9となる。

ツァオ・ユンレイが前に入り、チャンスを作るとツァン・ナンが後衛からの強打を武器に得点を重ねていく。最後はツァン・ナンのドライブが決まり、21-17で中国ペアが奪う。 第2ゲーム、ヨアキム・フィッシャー・ニールセンが長いリーチを活かした鋭いドライブを中心とした球回しでチャンスを作り、クリスティーナ・ペダセンが決めていき15-7とする。一方のツァオ・ユンレイが前衛、ツァン・ナンが後衛の攻撃のパターンを作り、反撃の狼煙を上げる。しかし、17-16とあと1点まで詰め寄るも甘いリターンをツァオ・ユンレイがプッシュミスし、勢いが止まる。最後はツァン・ナンのスマッシュをヨアキム・フィッシャー・ニールセンがドライブでリターンし、21-18でデンマークペアが奪い返す。

ファイナルゲームは、「世界選手権優勝の相手なので、タフですごくタイトな試合になることを予想していたが、しっかりと戦っていく気持ちを持っていた。」というクリスティーナ・ペダセンのプレーが光る。ツァオ・ユンレイは低くシャトルの下にもぐりこみ前に入ろうとするが、クリスティーナ・ペダセンのドライブ、スマッシュなどの強打の切れが上回り、流れを引き付け19-14とする。そのまま行くかと思われたが、細かいミスなど6連続ポイントで逆に中国ペアがマッチポイントを握る。しかし、ツァオ・ユンレイのサービスがネットにかかり延長ゲームになる。結局はツァオ・ユンレイのサービスレシーブが返らず23-21でデンマークペアが初優勝を決めた。

試合後、ヨアキム・フィッシャー・ニールセンは「毎年日本に来ている。今回はじめて優勝できた。この勝ちは意味があって、大きな自信になった。」と確かな手ごたえを笑顔で語った。


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