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伝統あるYONEX OPEN JAPAN、過去33回に及ぶヒストリー

スマッシュクイーン

YONEX OPEN JAPAN 2016のスマッシュクイーンをご紹介します。

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NEWS

9/23(金)準々決勝 注目のカード

2016.9.22 20:00

男子シングルス
中国の次期エース候補が世界ランク1位に挑戦

リー・チョンウェイ(マレーシア) VS シー・ユーチー(中国)

試合開始予定 14:00

⦿対戦成績 リー・チョンウェイが1勝

リオ五輪の銀メダリスト・リー・チョンウェイ(WR1位)が20歳のシー・ユーチーと対戦する。シーの世界ランキングは32位と大きな差があるが、侮ることはできない。

昨年の世界ランキングは300番台だったが、急速に力をつけている。今回、スーパーシリーズ初出場でベスト8入りし、これからトップ選手の仲間入りすることは間違いない。

そんなシーは自分の持ち味を「相手の球筋を素早く読んで先手をとること」と話す。昨年6月にリー・チョンウェイと対戦したときは「ボコボコにされた」と苦笑いするが、今回はもちろん勝ちに行く。

対して迎え撃つリー・チョンウェイは、「特別なことは何もしない。自分の準備をするだけ」と余裕の風を吹かせている。

世界ランキング1位が格を見せつけるのか、次期エースが頭角を示すか、見所はそこにある。

■観戦豆知識①
シーが考える金メダリストとの差

リオ五輪で金メダルを獲得した中国のチェンロンとは、五輪前に練習する機会が多くあったというシー。男子シングルスでもっとも強い先輩との差をこう話す。

「経験値が絶対的に豊富。どんな局面に対しても、こうすればいいという判断がとても早く、正確なんだ。対処の仕方に差がある」

もちろん王者の強さは日々、盗んでいる。


女子シングルス①
絶対見逃せない。オリンピックの再戦!

奥原希望(日本) VS 山口茜(日本)

試合開始予定 16:00

⦿対戦成績(国際大会) 奥原が6勝

バドミントンファンの感動を呼んだ一戦がヨネックスオープンジャパンで蘇る!リオ五輪の準々決勝で対戦した奥原と山口の一戦が、ふたたび東京体育館で見られることになった。

これまでの対戦成績はオリンピックを含め奥原が6勝0敗としているだけに、勝機は奥原にありそうだ。

しかし、オリンピックで奥原が山口の全力プレーに3ゲームまで苦しめられたように、魂のこもった戦いが期待される。山口は「開き直ったプレーをできれば」とがむしゃらを宣言している。

一方、奥原はオリンピック時と同じ調子とは言えないが、徐々に試合勘を取り戻しつつある。「1回戦より調子は上がってきた。1回戦では分からなかった体育館の風やシャトルの感覚を今日は確認できている」。

試合はオリンピック同様、持久戦になりそうだ。ともにラリー型。ただ奥原によると、山口とは多少の違いがあるという。

「私は粘って粘ってラリー戦をする。茜ちゃんも同じ身長なので、粘るのをベースにしてるけど、要所で攻撃的なプレーをして点数を取りに来る感じですね」


女子シングルス②
準々決勝で日本対決! 正反対のタイプがぶつかる

峰歩美(日本) VS 大堀彩(日本)

試合開始予定 12:10

⦿対戦成績(国際大会) 峰が1勝

日本のエースを虎視眈々と狙う2人が準々決勝に勝ち上がった。峰(WR31位)は世界を転戦し、USオープン優勝などの結果で現在、世界ランキングは31位。

「日本代表でもないのに今の目標は東京オリンピックだとは言えない。まずは全日本総合で結果を残し、A代表入りすることが目標」と語る24歳だ。

一方、大堀(WR44位)は日本B代表で5月のユーバー杯代表に選ばれるなど、将来を嘱望される19歳。リオ五輪代表の奥原と山口の間に挟まれている年齢で、2人に追いつきたい気持ちは強いだろう。もちろん目標は峰と同じくA代表入りし、東京オリンピックをめざすことだ。

しかし、プレースタイルは正反対だ。峰は身長152センチと小柄ゆえに粘り尽くすのが身上。「近々の対戦では負けているので(国内)、とにかくリベンジしたい。気持ちから入ります」。

一方、大堀は長身からの攻撃が持ち味で、角度あるショットを連打する。ただフィジカルに課題があり、「3ゲームになると勝てないという思いがあった。それをどうにかしたいと思っている」。

準々決勝では、峰が長いラリーを構築するのか、大堀が攻めてラリーを切っていくのか、はたまた違う展開があるのかを見てほしい。


男子ダブルス①
佐伯/垰畑が全日本チャンピオンに挑戦

園田啓悟/嘉村健士(日本) VS 佐伯祐行/垰畑亮太(日本)

試合開始予定 16:00

対戦成績(国際大会) 園田/嘉村が4勝1敗

2回戦で番狂わせが起きた。

リオ五輪代表の早川/遠藤を、同じ日本ユニシスの佐伯/垰畑(WR76位)が2ゲーム25―23の接戦で下した。実際、遠藤/早川は万全と言える状態ではなかったが、それでも「特別な存在」(佐伯)の先輩に勝てたことに、佐伯/垰畑は価値を見出している。
まだまだ大きな挑戦をめざすB代表の28歳&29歳ペアに、前進する力を与えてくれるのだ。

対する全日本チャンピオンでA代表の園田/嘉村(WR15位)は、佐伯/垰畑の思いをしっかり汲んでいる。「積極的に向かってくると思う。押されて跳ね返されないようにしたい」(嘉村)。

園田/嘉村が得意とするのは低空戦。ネットすれすれに飛ぶドライブを多用し、相手に攻撃のチャンスを与えない。佐伯/垰畑は「相手の手の内は分かっている。ミスってもいいから攻めて前に出ていく」。

全日本チャンピオンは挑戦者の気迫のプレーをどう受け止めるか。


男子ダブルス②
13年王者に20歳&21歳ペアが挑む

モハマド・アッサン/ヘンドラ・セティアワン(インドネシア) VS ファン・カイシャン/ワン・イルユ(中国)

試合開始予定 18:00

⦿対戦成績 初対戦

「次の中国のエースになる自信がある」(ファン)

そうきっぱり話したファン/ワン(226位)がリオ五輪の銀メダルのマレーシアペアを下し、準々決勝へ勝ち上がった。

勝因はスピード。「何も考えず、必死でやっただけなんだ。僕たちは若いから、スピードで勝負だ! と思ってね」(ファン)。
リオ五輪前にもマレーシアペアを下したことはあるが、"銀メダリスト"という箔がついた相手を退けたことは、将来の希望も見出すことになった。リオ五輪こそ出場できなかったが、世界での自分の立ち位置を知ったことになる。

準々決勝で対戦する13年王者のアッサン/セティアワン(6位)にも「無心で」挑むつもりだ。

一方、アッサン/セティアワンも勢いあるこの若いペアへの対策を考えている。技術の豊富さに定評があるインドネシアペアは、「僕らはいろいろ経験があるので、スピードに対抗する方法を持っている」。

百戦錬磨のインドネシアペアが、中国ペアの勢いをどう止めにかかるのか、そこを見たらおもしろい。


女子ダブルス
銀メダリストのデンマークペアが順調に準々決勝へ

クリスティナ・ペダセン/カミラ・リター・ユール(デンマーク) VS フン・カームン/ウン・ケウェイ(マレーシア)

試合開始予定 13:00

⦿対戦成績 ペダセン/リター・ユールが4勝

リオ五輪の決勝を髙橋/松友と争ったペダセン/リター・ユール(WR6位)が順調に準々決勝へ進出。リベンジを果たす青写真を描きつつある。

「オリンピックの決勝で私たちは惜しくも負けました。ですが、私自身はいいプレーをできたと思っています。つねに髙橋/松友とはタフな試合になるけど、今回もぜひ試合をして、今度こそは勝ちたいと思ってるんですよ」(ペダセン)

そんな目標に到達するまでの準々決勝の相手は、組んで6年になるフン/ウン(WR13位)。今回の準々決勝進出を「あまりエイトに入ったことがないから」と素直に喜ぶ26歳&27歳ペアだ。

対戦成績からいけば、4勝中のペダセン/リター・ユールが有利といえる。それでも、リオ五輪の準々決勝では、髙橋/松友から1ゲームを奪っているから地力はあるだろう。

髙橋/松友への雪辱戦を胸に描くペダセン/リター・ユールが破壊力を武器に準々決勝を突破できるかが見物になる。


混合ダブルス
豪華な対戦。4人中3人が五輪メダリスト!へ

チャン・ペンスン/ゴー・リューイン(マレーシア) VS キム・キジュン/シン・ソンチャン(韓国)

試合開始予定 12:00

⦿対戦成績 初対戦

リオ五輪で銀メダルを獲得したチャン/ゴー(WR8位)がオランダペアを下して準々決勝進出を決めた。28歳&27歳ペアはオリンピック後、休暇を経て今大会に出場。「正直なところ、仕上がり具合は70%くらい」と打ち明けるが、4年ぶりのヨネックスオープンジャパンの頂点をしっかり見据えている。コンビネーションのよさが2人の売りだ。

対する韓国ペアは、世界ランキングこそ28位だが、昨年のヨネックスオープンジャパンで3位に入った実力ペア。とくに女子のシンは、リオ五輪の女子ダブルスで銅メダルを手にしている。173センチの長身で、女子ダブルスでは後衛での強打が光るが、混合ダブルスではネット前に立つ。対戦相手は、まるで男子を相手にしているような感覚を覚えるという。

目立たないながらも、4人中3人がオリンピックのメダリストという実は豪華なこの対戦。しっかり見届ける価値のある試合になりそうだ。


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