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伝統あるYONEX OPEN JAPAN、過去33回に及ぶヒストリー

スマッシュクイーン

YONEX OPEN JAPAN 2016のスマッシュクイーンをご紹介します。

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NEWS

9/25(日)決勝 注目のカード

2016.9.24 19:00

男子シングルス 対戦成績:リー・チョンウェイが16勝1敗
ベテラン同士の戦い。五輪の悔しさを胸に

リー・チョンウェイ(マレーシア) VS ヤン・ウ・ヨルゲンセン(デンマーク)

試合開始予定 14:00

世界ランキング1位のリー・チョンウェイが、すべてストレート勝ちで決勝へ進出。反対側の山からは、欧州選手では数少ないスーパーシリーズ優勝経験者のヨルゲンセン(WR5位)が、軽快なフットワークで勝ち上がった。

対戦成績はリー・チョンウェイが16勝1敗と圧倒的にリード。スピード、パワー、テクニックとバドミントンに必要な要素が今も高いレベルにある。スマッシュを打ったあと、すばやくネット前に詰めてプッシュで決める鮮やかなプレーは今も健在だ。その勝ち方には、これぞ世界ランキング1位という凄みがある。

そんなリー・チョンウェイにヨルゲンセンが勝ったのは2009年11月で、以降は14連敗している。決勝戦では"飢えた"気持ちをぶつけるつもりだ。

「オリンピックが終わって、久しぶりの試合でハングリーな気持ちでいる。その思いを試合で出したい」

一方、リー・チョンウェイは、「しっかり準備して、明日に備えます」。大好きだという日本のファンに"これぞプロフェッショナル"という姿を見せるのが超人の目標だ。

観戦豆知識①
リー・チョンウェイが戦う理由

「新しい発見? 正直あまりないね」

来月、34歳になるリー・チョンウェイに「バドミントンをやっていて、今でも新しい発見をすることがあるか?」と尋ねると、こんな答えが返ってきた。

年齢を重ねて、肉体的な衰えを感じることはあるが、圧倒的な勝ち方にはバドミントンを知り尽くしている円熟味がある。あまりにも強すぎる状況に退屈さはないのかと問いを重ねると、いまもバドミントンを続けている理由を打ち明けた。

「僕には夢がある。それは世界選手権の優勝なんだ」

オリンピック、世界選手権では3回、銀メダルとどうしても優勝に届かない。すでに引退を考える年になったが、リー・チョンウェイはビッグトーナメントで優勝するには何が自分に必要か、どうしても知りたいのだ。いま、リー・チョンウェイが戦う理由はそこにある。

【リー・チョンウェイ】

1982年10月21日(33歳)/170㎝68kg/右利き/'08'12'16オリンピック2位、世界選手権2位3回、全英オープン優勝3回

■使用ラケットはココでチェック!
http://www.yonex.co.jp/badminton/players/post.html

【ヤン・ウ・ヨルゲンセン】

1987年12月31日(28歳)/184cm76kg/右利き/'14インドネシアOP優勝、'13フランスOP優勝、'16リオ五輪16強

■使用ラケットはココでチェック!
http://www.yonex.co.jp/badminton/players/post-5.html


女子シングルス 対戦成績:スン・ユが3勝1敗
中国ナンバー1&2。熾烈なエース争い!

スン・ユ(中国) VS ヘ・ビンジャオ(中国)

試合開始予定 15:00

リオ五輪でこそ、メダルゼロに終わった中国の女子シングルスだが、世界の表舞台に出てからトップに居続けてきた。

「当然、以前のような強い時代を取り戻したいという気持ちがあります」

こう口を揃えるのが、決勝で相まみえるスン・ユ(WR11位)と、ヘ・ビンジャオ(WR15位)だ。

リオ五輪後、リ・シュエルイ、ワン・イーハン、ワン・シーシャンの3人が引退し、2人が中国チームを引っ張ることになった。決勝はどちらがエースに座るのかをうらなう激戦になる。

そんな2人のタイプは大きく異なっている。

22歳のスン・ユはオーソドックスなプレースタイル。動くスピードが速くないぶん、堅実に球を繋ぐ。ただ身長184センチと恵まれすぎる体は、驚くほどのコートカバー力を持ち、それが強さになっている。準決勝で日本の山口が苦しめられたのもこの高さで、少しでも甘いロブを出そうものなら、即打ちこまれていた。

反対に19歳のヘ・ビンジャオは、ゆっくりプレーしていたかと思いきや、急に男子のような速いテンポに切り替えたりと、相手にリズムをつかませない展開を得意にしている。

「私はいろんなプレースタイルを持っていて、観ている人におもしろいなと感じてもらえると思います」

堅実さと自由奔放さ。中国の新しい時代を作るのはどちらか。

【スン・ユ】

孫瑜/1994年2月28日(22歳)/184cm70kg/右利き/'12世界ジュニア選手権優勝,'16シンガポールOP2位、オーストラリアOP2位


【ヘ・ビンジャオ】

1997年3月21日(19歳)/168cm/'16スイスOP優勝


男子ダブルス
初のスーパーシリーズ優勝を目指して

リー・ジュンホゥイ/リゥ・ユチェン(中国) VS キム・キジュン/コー・スンヒュン(韓国)

試合開始予定 12:00

どちらも勝てばペアとしてスーパーシリーズ初優勝。ただし、韓国ペアは今回初めて組む暫定ペア。本来のパートナーとは、世界ランク2位と5位にランクづけられている経験豊かな選手たちだ。

一方、中国のリー/リゥ(WR14位)はスーパーシリーズの決勝に進出するのは初めて。決勝戦は、21歳ペアが韓国ペアに挑戦する構図だ。

とはいえ中国ペアに臆する気持ちはない。暫定ペアには「コンビネーション」で対抗したいと思っている。「相手は普段組んでいないからね」と、ラリーしながら好機をうかがうつもりだ。

そんな中国ペアに対し、韓国ペアは「僕らは練習中によく組んでいるので、お互いの役割をよく分かっている」と、このペアでの経験のなさを弱点に捉えていない。

むしろ、195センチ&192センチという相手の大きさに対し、「ドライブ戦に弱い。低い展開で攻められれば」と対策を練っている。お得意の低空戦に持ち込めれば、韓国有利に試合は進むだろう。

なお、中国ペアは「ぜひ僕らのサービスまわりを見て!」と自らをアピールしている。

「僕らは背が高いので、どんな位置でサービスレシーブしているか観たら、びっくりするはず。迫力あるスマッシュも観てほしいところです!」(リゥ)

優勝の行方も気になるが、ヨネックスオープンジャパンでしか観られない世界のプレーにも注目してほしい。

【リー・ジュンホゥイ】

李俊慧/1995年5月10日(21歳)/195cm/右利き

【リゥ・ユチェン】

劉雨辰/1995年7月25日(21歳)/192cm75kg/右利き

⦿リー/リゥ戦績='13世界ジュニア優勝、'16アジア選手権優勝

【キム・キジュン】

金基正/1990年8月14日(26歳)/179cm/右利き

【コー・スンヒュン】

高成炫/1987年5月21日(29歳)/180cm/右利き


女子ダブルス
対戦成績:髙橋/松友が8勝4敗
オリンピック決勝のリベンジか、それとも返り討ちか!?注目の金銀メダリスト対決がここに実現!!!

髙橋礼華/松友美佐紀(日本) VS クリスティナ・ペダセン/カミラ・リター・ユール(デンマーク)

試合開始予定 13:00

日本のバドミントンファンがもっとも待ち望んでいた顔合わせが現実になった!

1カ月前のリオ五輪決勝、髙橋礼華/松友美佐紀ペア(WR 1位)が3ゲーム16-19から奇跡の大逆転勝ちをおさめたことは記憶に新しいだろう。そのときの相手がペダセン/リター・ユール(WR 6位)。今回の対戦は、デンマークペアが切望していたことでもある。

「髙橋/松友ペアとの対戦は、日本のファンが待ち望んでいるのは分かっていますし、私たちも望んでいることです」と大会前に話していた。

もちろん、デンマークペアが狙っているのは、リオ五輪のリベンジだ。178センチ&183センチと女子ダブルス界でもっとも長身のペアは、サービスから3球目の処理が早く、先手を取るのがうまい。手足が長く、出されたサービスを驚くほど高い位置でタッチするからだ。

そんなデンマークペアに対し、日本が対抗するのはコンビネーション。2008年のペア結成以来、磨いてきた"あうん"の呼吸は、コートにスキを作らない。ネット前の司令塔・松友が素早く相手の球筋を読み、髙橋の破壊力に繋げるのが必勝パターンだ。決勝ではこの形を作れるか。

「どこまでできるか、明日の試合が楽しみ。去年から(決勝戦は)1コートだけしかライトが当たらない照明演出も始まったので、その雰囲気も楽しみたいです」(松友)

デンマークペアとの対戦成績は8勝4敗。ただし、リオ五輪を含めここ6試合はすべて勝っている。日本が決勝戦を制することができれば、2年ぶり2回目の優勝になる。

【髙橋礼華】

たかはし・あやか/1990年4月19日(26歳)/奈良県出身/日本ユニシス所属/164cm58kg/右利き

■所属チーム・プロフィールはコチラ
http://www.unisys.co.jp/badminton/w/team/takahashi.html

【松友美佐紀】

まつとも・みさき/1992年2月8日(24歳)/徳島県出身/日本ユニシス所属/159cm51kg/右利き

■所属チーム・プロフィールはコチラ
http://www.unisys.co.jp/BADMINTON/w/team/matsutomo.html

⦿髙橋/松友戦績='14スーパーシリーズファイナル優勝、'14ヨネックスオープンジャパン優勝、'16全英OP優勝、リオ五輪優勝

【米元小春】

よねもと・こはる/1990年12月7日(26歳)/広島県出身/北都銀行所属/166cm/右利き

【田中志穂】

たなか・しほ/1992年9月5日(24歳)/熊本県出身/北都銀行所属/160cm/右利き

⦿米元/田中戦績='16ベトナムOP優勝


混合ダブルス 対戦成績:ジェン/チェンが1勝
世界ランキング1位とジュニアNO.1の対決!

コー・スンヒュン/キム・ハナ(韓国) VS ジェン・シーウェイ/チェン・チンチェン(中国)

試合開始予定 16:00

世界ランク1位の韓国ペアと世界ランク35位の中国ペアが対決する。

数字だけ見れば、決勝戦はコー/キムの圧勝だろうと予想されるが、決してそうではない。今年2月に対戦した際は、中国の19歳ペアが21―19、22―20で勝っているのだ。

では、この中国ペアはいったい何者か。昨年の世界ジュニアを制したペアで、いま中国がもっとも売り出しているニューカマーだ。とりわけ女子のチェンは5月のユーバー杯の代表にも選ばれ、大きな期待を掛けられている。

このチェンについて韓国のキムは「ネットプレーがとにかくうまい」と一目を置く。敗れたときは勝負所でチェンに球を上げさせられ、男子にひどく打ちこまれた。「中国ペアは若いけれど、実力があるんです」(コー)。

韓国ペアに警戒されている中国ペアの目標はもちろん優勝だ。スーパーシリーズ初制覇できれば、その名前は一気に世界に広まる。

【コー・スンヒュン】

高成炫/1987年5月21日(29歳)/182cm85kg/右利き

【キム・ハナ】

金荷娜/1989年12月27日(26歳)/172cm55kg/右利き

⦿コー/キム戦績='16リオ五輪8強

【チャン・ペンスン】

1988年4月27日(28歳)/175cm68kg/右利き

【ゴー・リューイン】

1989年5月30日(27歳)/166cm56kg/右利き

⦿コー/キム戦績='12ヨネックスオープンジャパン優勝、'16リオ五輪2位

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