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大会展望8
小椋久美子が今大会への期待を語る!
オリンピック直後の大会ということで、代表選手がどれだけ練習できているか、疲労感やコンディションはどうなのか、モチベーションは落ちていないか等、様々な条件が重なり合い、今大会の予想は困難を極めるだろう。ただ、オリンピック直後は世代交代の時期でもあるため若手が多く、下剋上も見られるのではないかと期待している。
女子シングルスの奥原希望と山口茜は、リオデジャネイロオリンピックの時と同様、ベスト4をかけた試合で対戦することになる。あの時のような試合を見られたらいいが、2人はコンディションをオリンピックにしっかり合わせてきたので、今回は難しいのではないか。というのも、オリンピックの時の山口は表情が今までと違い、実力以上のものが出ていたと感じる。まともにやれば、分は奥原にあると思うが、果たして。
日本の若手も奥原、山口だけではない。大堀彩も実力者であり、その力は拮抗している。中国も上が引退するため、スン・ユは次世代中国を引っ張る存在となるだろう。
男子シングルスは、ビクター・アクセルセンやリー・チョンウェイ、ヤン・ウ・ヨルゲンセン、イ・ドンクンなど、経験を重ねているベテラン勢の戦いになることが予想される。中でも注目はリー・チョンウェイ。精神力、スピード、身体の使い方、軸のぶれなさは他の選手と比にならない。また、インドのスリカンス・キダンビは前回の試合ですごくいい動きをしていたので、これから期待できると思う。
日本人選手はまだ若く、予選から勝ち上がっていかないとランキング上位に食い込んでいけない。当然、予選からだと試合数も多くなってしまい勝ち上がるのは難しいが、一つでも多く経験を積んでほしい。
女子ダブルス大本命は、髙橋礼華/松友美佐紀ペアとクリスティナ・ペダセン/カミラ・リター・ユールの2ペアになると考えている。オリンピック後、イベントなどで多忙に過ごす中で仕上げていくのは本当に難しい。日本人ファンの前で、素晴らしいプレーが見られることを願いたい。その他の日本勢では、福島由紀/廣田彩花も楽しみ。
男子ダブルスの園田啓悟/嘉村健士は、これから活躍していくであろう期待のコンビである。
オリンピック後、最初の国際大会となるヨネックスオープンジャパンは、若手にとっては4年後に向けてスタートであり、海外の選手や監督に、伸びてきそうだな、いい選手だなと世界から注目される場になるだろう。若手に頑張ってもらいたい。どの国を見ても、4年後まで一緒に戦っていくメンバーが今大会に集まっているといえる。今大会は、世界にアピールできるチャンスのため勢いよくいってほしい。